VOICE4-スタッフの声-

STAFF VOICE
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鞄業界での経歴は?
元々は靴に興味があったのですが、沖縄の高校を出たあとに東京の文化服装学院の工芸科に入り、そこで鞄作りと出会いました。鞄の自由で無限大な魅力にひかれ鞄業界へ行く決意をしました。当社へ入社する前は、海外のイタリアブランド(PRADA)の修理を請け負う東京のハンドバッグメーカーの会社で、サンプル製作と修理を3年間経験しました。
当社への最初の入社は、2000年1月。それから文化服装学院にてバッグのデザインや縫製を教える講師をするために2004年3月に一度当社を離れ、7年間の講師を経て、2011年に独立しました。東京でバッグ縫製工場「ARCS」を立ち上げ3年半経験を積んだ後に2014年1月にコニーへ再入社いたしました。
職人歴は通算して18年になります。
入社を決めたきっかけは?
私はコニーは再入社になります。最初の入社後に文化服装学院から“専門講師”にという要望がありコニーを退職しました。そして講師をしながらも縫製工場のアークスを立ち上げることができ、工場の方も従業員も増え安定してきた頃に当社の社長の方から「また、一緒にやろう」と誘われました。
当社コニーの豊岡の新規縫製部署「Laboratory」がスタートを切って1年ほど経っていた時に社長の考える工場の理想と、私の考えている理想が一致し再入社への決意に至りました。
仕事内容は?
バッグの縫製、サンプル製作・試作をしています。サンプル作りの時は、量産につなげる仕事なので、良い鞄を商品に出来るように常に修正を考えながら作っています。
時には、お客様と一緒に材料を仕入れに行くこともあり、いい商品ができるよう完成まで関わって作り上げ、完成した際に喜んで頂けると「いい商品を作った」という満足感があり、自信を持って鞄を作ろうという強い気持ちに繋がります。
東京の縫製工場「ARCS」の方も7名の縫製職人が在籍して一緒に頑張っておりますのでそちらの管理と共に人材育成にも力を入れております。学校での講師経験を元に、技術指導も細部まで丁寧に指導し、一人一人が自信をもって鞄を作っていけるような職人を育てていきたいです。
職人に必要な道具の手入れから、材料の革においてミリ単位の漉きの技術や縫製から完成まで鞄作りを一貫して学校と同じように指導し、一人一人が鞄職人として一連の工程をこなせるようになるまで指導していきます。
鞄職人を目指したいと言う方へのメッセージは?
鞄を作ることの楽しさや、大変さの中に見いだせる達成感の喜びは何者にもかえがたい、努力次第で自分の力を上げて行けば自分の腕だけでやっていける仕事だということ。鞄を通してお客様とつながる喜び、鞄を通してできる社会貢献の素晴らしい喜びを伝えたいです。
一人前の鞄職人として自分の作りたい鞄が作れるようになるまでには時間はかかりますが、教育・人材育成には力を入れておりますので、鞄業界に興味を持って入って来られた方には鞄作りをして良かったなと思ってもらえるように指導して長く鞄作りに携わって頂きたいです。
未経験者の方でも大歓迎です。
今後の夢や目標は?
豊岡は、歴史深く伝統のある鞄の産地です。大規模な鞄工場が数多く、クオリティーの高さを常に競い合っています。
鞄作りに必要な工業用の機械も充実して揃っているので、生地(革)の段階から商品への完成までのすべての工程に関わることができます。職人達の作っている鞄作りを生で見て感じながら製作に加わることができます。
専門的な知識も直接体験しながら習得していけるのも地場産業の元で仕事ができる魅力のひとつではないでしょうか。都会に比べるととても適している場所だと思います。
沖縄から東京へ、東京から豊岡へと長年鞄作りをしてきた中でこの鞄の産地の豊岡で働ける喜びがあります。そのような環境の中で当社はクオリティー面や技術面を売りにしていますので、その中でお客様との信用を勝ち取って「また、コニーで鞄を作りたい。」と思って頂けるような会社にしていきたいです。